満ちる、満たす、日。

皆さまお疲れ様です。
入社日から一年以上が経過したため、「新人」から「二年目」と名乗りを変えることで己の背中を蹴り飛ばすという試みをします。二年目です。

こちらは鯉です。


友情出演:おたまじゃくし

 

5月5日・こどもの日。こちらの祝日に毎年おこなわれていますのは、崇禅寺様の「自然に親しむ集い」です。
昨年に引き続き、今年も参加させていただきました。

 

小倉そばの整理券を先に入手し、人で溢れかえる前に境内を散策。
本堂へお参りをし、新緑と日の光を浴び、池の中に鯉を見つけ、目と目が合ったかと思いきやすぐに逸らされました。彼ないし彼女は餌の確認をしただけだった可能性が高いです。

私、実は写真を撮るのが上手いかもしれません。

 

さて、小倉そばを食べ、笹団子をいただき、次に向かった先は野点です。
昨年は行列の末に辿り着いたのですが、今年はタイミングが良かったのか、全く並ばずに席にご案内いただけました。

一息ついて見上げた空の清々しさ。時折聞こえる鳥の愛らしい鳴き声。木々の枝が揺れ、葉同士が触れ合う音。お茶菓子及び抹茶を運んでくださる方々やそのお召し物の美しいこと。受け取った抹茶入りの茶碗を目を輝かせて見つめていらっしゃる、海外出身と思しき方。どこをとっても素敵でした。

今年の野点のお茶菓子。

 

「自然に親しむ集い」ではいなり寿司が販売されています。昨年はスケジュールの都合により購入できなかったのですが、今年は買わせていただきました。

箱に味の説明が記載されており「一つ一つ違うんだ、すごいなぁ」と驚いたものの、封を解いた瞬間の高揚感には勝りません。
いなり寿司といえば茶一色で地味というイメージだと思います。私もそうでした。

しかし、実際に目に飛び込んできたのは

紅や緑の混ざった、華のあるものでした。

「茶色のものは大抵美味しい」とよく聞きます。私もそちらに賛同派のため、茶色だけがずらりと並んでいようと美味しくいただくつもりでした。

しかし、いやはや、これは。『孤独のグルメ』の井之頭五郎の如く脳内であれこれ感想を放出しながら、家族とともに完食。ああ、美味かったなあ。なんて。

 

視覚も聴覚も味覚も満たされた一日でした。

 


 

今年も【 レンタル・販売の盆棚 】のご予約を承っております。
ぜひお近くの店舗までお問い合わせください。

 

前の記事

「ブロ」と魚

次の記事

息をする。ものを書く。