お彼岸について考える(秋彼岸フェア開催中です)

皆様どうもこんにちは。彼岸花を昔はよく見かけたものの、最近はあまり見なくなったなと思う弊社の猫です。

先日お盆が終わったと一息ついたかと思いきや、今度は秋彼岸が近づいて参りましたね。時の流れはあっという間ということでしょうか。今年のお彼岸は920日(土)~926日(金)まで、なおゴダイでは6日(土)より秋のお彼岸フェアを開催中でございます。(詳細はこちら

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さてお彼岸と言えば皆様は何を思い浮かべるでしょうか。私は先日のお盆の時に経験したエピソードをふと思い出しました。

それは集まった親戚と共に迎え盆を終え外で食事をしていた時のことです。盆が終わればあっという間にお彼岸でいつ墓参りに行こうかといった話をしていた時、一人が「そもそもお彼岸って何?」と首をかしげました。お恥ずかしながら私はここでサッと答えを言ってみせることができず、そそくさと手持ちのスマホで調べて乗り切った次第でございます。

春分の日・秋分の日に絡めて期間が設定されていること、期間中に墓参りをすること…何となく知っていることはあれどそれぞれの意味をきちんと知らねばと思い改めて調べ直してみました。

 

まず彼岸という単語が何かを考えた時、漢字をそのまま見ると「彼の岸」つまりは対岸・岸の向こうを指すのだとわかります。次に仏教が指す彼岸についてひも解くと正確には到彼岸と言い、漢字ごとに読むと「向こう岸へいたる」と表せます。インドの古典語サンスクリットにあるparamitaを漢訳したのがこの到彼岸で、向こう岸である浄土へいたる、またはその為の修行という意味をもちます。

補足として彼岸の反対語、つまりこちら側の岸(娑婆世界)は此岸と言います。

彼岸の語源やそれが持つ意味についてはざっくりとまとめたところで、次はこのお彼岸と春分の日・秋分の日との関係性を見ていきたいと思います。

 

春分・秋分はそれぞれ二十四節気のうちの一つで、二十四節気とは1年間を季節や気候などをもとに24等分したものです。夏至や冬至もこれに分類されます。

太陽が真東から昇り真西に沈む日が1年の内2回あり、これが春分の日・秋分の日です。昼と夜の長さが同じ日という話をよく聞きますね。

厳密には昼の方が長いようですが、ここではさほど重要ではないので省きます。

 

話をお彼岸に戻しましょう。彼岸とは浄土、つまり私達のいる娑婆世界の西側にあるとされています。当たり前の話にはなってしまいますが、つまり此岸は浄土の東側に位置すると言えますね。

二つの世界は三途の川を挟むように位置し、春分・秋分の時期には川の幅が狭くなって彼岸と此岸がもっとも近づくという考え方があります。(上記の語源なども踏まえ)これによりお彼岸の時期に修行をすることで悟りに至る(=浄土に到る)という思想が生まれた、というわけです。

なおこの時期には先祖への思いが通じやすくなるとも言われており、そのためより近くでご供養をする(=お墓参りに行く)といった習慣ができたようです。

 

細かく言えばもう少し諸説があるようですが、とりあえずはこんなところで勘弁していただけますと幸いです。いつかまた改めて学んでみたいものですね。

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