盆提灯、まだ間に合います。

皆様どうもこんにちは。暑さ・日焼け対策に日傘デビューを考え始めている弊社の猫です。

本ブログ投稿日の前日、7月18日に関東では梅雨明けのお知らせがありました。この先はいよいよ夏本番といったところでしょうか。茹だるような暑さが目前に迫り頭を抱えている本日のブログテーマは、お盆の時期に用意する提灯でございます。

 

さて盆提灯と言えば皆様はどのようなものを思い浮かべるでしょうか。玄関先や鴨居などに吊り具を通して飾る物、床置きの物、手持ちの物、丸い形や筒のような形など、その種類は多岐に渡ります。最近ではよりモダンなデザインの物も増えてまいりました。

これらの盆提灯はただ形にバリエーションがあるというわけではなく、盆提灯と一括りになってはいますが実は少しずつ目的が異なります。地域によっても多少変わってはきますが今回はざっくりと3つご紹介いたします。


①絵柄入り提灯

様々な絵柄が入った華やかな盆提灯で、主に精霊棚(盆棚)やお仏壇の前に飾ります。故人様の魂が道に迷わずご自宅までたどり着くための目印としての意味がある他、故人様やご先祖様のご冥福を祈り感謝の気持ちを示す役割もあります。吊り下げる物や床置きの物など形は様々ですが大まかな用途は同じです。

最近では喪家が用意する場合も多いですが、兄弟や親戚、故人様と親しかった方が贈る風習が残っている地域もあります。絵柄入り提灯は後述する白紋天とは異なり飾る数に決まりがないため、頂いた場合はそちらも飾って華やかに故人様をお迎えすると良いでしょう。飾り方については左右に対にするのが一般的ですが、近年では住宅事情などを考慮し対にしないケースも増えています。

絵柄入りの物は毎年使えますので、お盆が終わった後は次の年まで大切にしまっておきましょう。

 

➁白紋天(白提灯・新盆提灯)

白紋天は新盆の年にのみ使う白地の提灯で、軒先や玄関に飾る吊り下げ型が一般的です。住宅事情などで玄関先にお飾りするのが難しい場合には窓辺や仏間に飾るご家庭もあります。近年では置き型の白提灯も出てきているため、吊り下げ型が難しい場合はそちらを検討するのも良いでしょう。

白紋天には故人様をお迎えする目印としての役割がある他、亡くなって間もない故人様の魂を清浄無垢の白でお迎えするという意味もあります。基本的には喪家が、故人様おひとりにつき1つ用意し、新盆が過ぎたらお焚き上げなどで燃して処分しましょう。絵柄入り提灯とは異なり白紋天は原則使い回しません。

 

③お迎え提灯(弓張提灯・こんばん提灯)

自宅にお飾りする物とは異なり手持ちタイプの提灯で、ご先祖様を送り迎えする際にお墓参りで使われる物を指します。手持ち部分が弓なりにしなった弓張提灯が代表的で、火袋に家名や家紋を入れることが多いです。特に家名や家紋を入れる場合はお盆前に余裕をもって準備しておくと良いでしょう。

家紋入り提灯を注文する際の注意事項として、家紋の間違いがないよう事前によく確認をしておきましょう。家紋の数は数万とも言われており、似たような名称・形のものがたくさんあります。写真やWEBの画像など資料があるとよりスムーズに進みます。


盆提灯のご用意がお済みでない方や「弓張提灯はもう盆入りに間に合わない」と言われてしまった方にお知らせです、ゴダイならまだ間に合います。
家名・家紋入りの弓張提灯も
7月中のご注文で盆入り前のお引き渡しが可能()ですので、是非ともお近くの店舗までお問合せくださいませ。

 

()ご注文時、家紋ありの場合は家紋がわかるものをご用意ください。

()8月以降のご注文の場合、盆入り前のお渡しは要相談となります。

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